熱とうわごと
 
 

一ヶ月ぶりのごぶさたでございます。エッセイ開始当初は「一週間に一本書きたい」などと息巻いておりましたが、半年もたたないうちに月一本書けるか書けないかというテイタラクを晒しているレモンハートでございます・・・とほほ。
そのバチが当たったのかレモンハートはただいま絶賛風邪ひき中です。ハナ水は出るわ咳は出るわでどうにもなりません。ハナヂまで出ます。まるで紅白の水引です。

最近健康に配慮するようになってだいぶカゼをひく回数が減ったけど、数年前は季節ごとに流行を追いかけていた。しかも、かなりの高熱が出て寝込んでしまうのだ。
ぞくっとしたときにさっさと病院行って、おしりに一本注射を打ってもらえばこんなことにならずに済むのだが、すでにあとの祭りである。ぞくっを通り越してガンガン熱が出てきたら、もう腹をくくってしっかり風邪に冒されるしかない。それが早く治すための近道だったりする。中途半端な時期に効果の薄い市販の薬を飲んでも、ダラダラと風邪っぽい状態が続いてしまいかえってよくないと思う。なかなか治らない。 今は仕事をしてるので、風邪も休日二日で治してしまわねばならない。では、どうするか。

とりあえず、単なる風邪の場合なら病院には行かない。 扁桃腺が死ぬほど腫れて高熱が出たときだけさすがに医者に行く。近所の病院は待ち時間が長いのでよほど苦しいときでないと行く気がしないのだ。処方される薬にしても、効いてるんだか効いてないんだかよくわからない。だから薬もあまり飲まない。飲むとしたら葛根湯くらいかなあ。茶色のビン入りのちっちゃいやつ。ああいうのはよく飲んだ。麻黄ってのが多いのを選んで飲んでた。薬といえばそれくらいだな。
とにかく風邪を引いて寒いときでも、熱い風呂に入る。汗がじわじわ出るくらいまで温まり湯から上がる。そしてしっかり体を拭き厚手のトレーナーを着込む。そして赤ワインをオレンジジュースで割ってあっためたモノ、または燗酒をきゅっといっぱい飲んで寝る。ものすごく原始的な方法だけど効果てきめんだ。
でもこれはゆっくり寝る時間が あってこそできる方法であって、平日は治りきらない。
それでも仕事に行かなくちゃいけないし、家のこともしなければならない。
そうなったらあきらめて病院へ行ってある薬を出してもらう。

そう、座薬だ!わっはっは。(←照れ

数年前インフルエンザにかかり、熱が40度近くまで出てうんうん唸ってた。40度になるとなんかもうハイになってくる。身体のふしぶしは痛いし、暑いのか寒いのかわかんなくなるし 死にそーだった。這うようして近所の病院へ行ったら筋肉注射されて、抗生物質と風邪薬と頓服として座薬を出してくれたのだ。座薬・・・ちっちゃい頃にやったきりだ・・・なつかしい。
家に帰ってさっそく試してみると、すると1時間もしないうちに汗がガンガン出て、熱がみるみる下がっていく! 醒めたような気分になって爽快だ。体温計で熱を計ったら34度7分まで下がっていた・・・ちょっと下がりすぎて死ぬのではないかと不安になったが鬼のように効く!!さすが腸から直接吸収する薬は効き目が早い!バファリンなんて目じゃないっすよ。市販のバファリンは効き目薄いしねえ・・・そんなカンジで6時間くらいは熱から解放される。(6時間で代謝される)その間にたまった仕事を片づけていくのだ。爽快爽快。外にも出られるし、家のこともできる。まあ仕事もできないことはないか。でも6時間経つとあっと言う間に熱が戻ってくる。ぼん!っていうカンジで熱が上がるのだ。夜中は熱出うんうん唸りながら寝て、昼は熱冷ましで行動する
座薬の熱冷ましはクセになってしまいそうで怖い。いやいやおしりに入れるからクセになるっていうんではなくて、熱の下がり方があまりにも劇的すぎて嬉しくなるのだ。みんなも試してくだされ。ああ恥ずかしくない恥ずかしくない。だいじょーぶです。誰もそんな姿見ません。それよりもあのスッキリ感を味わってくだされ。ああ、でも別の意味でクセにはならないでね♪

 
 
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