モニタに映る影
 
 

ワタシははっきりいってゲーム好きではない。こんなにはまり込んだのはUOが初めてだ。というか、ネットゲームはUOしかやったことがない。他のネットゲームに浮気もしなかったしPSもほとんどしない。ワタシはもともとチャット好きで、UOはその要素があったからはまり込んだんだと思う。他にもそういう要素のあるゲームは多いと聞くけどUOでもう充分です。人との出会いはいちばん楽しい。

最近は北斗大戦プロジェクトもあるので、いままで雲の上の存在だった(とワタシは思っている)Warのヒトといっしょに戦える機会もできた。かつての仲間だったUBGメンとも敵になったり味方になったり、とても楽しいイベントだ。
あと今のメインは北斗SLでの本隊活動だ。
失敗多いけどほとんど毎日顔を出してるので、名前もそこそこ覚えていただいた。 SLメンはとても楽しくて、他派閥について研究したり、模擬したり、IRCで雑談したり・・・毎日そんな風で、時間が過ぎることすら忘れている。週末の防衛はホントは辛いはずなのだがものすごく楽しかったりする。
ブリヒーラー付近でいろんな人と話をするのもダイスキだ。派閥とかで敵味方になっているときは相手派閥に対して敵意とかあるけれども、戦闘から離れると、敵派閥であろうが味方派閥であろうか悪い印象ってのはほとんどない。敵派閥の人でも強い人は素直にカッコイイと思うし、集団を引っ張っていける人は文句なくカッコイイ。

UOを始めてネットの中の知りあいがホントに増えた。特にPvPをするようになってから飛躍的にその数が増えた。集団戦とかしてると共有する時間がすごく長いし、ゲームの中とはいえ生き死にも絡んでくるから信頼関係もできてくる。義に厚い人をみて惚れ込み、ついていきたいと思ったりもする。
こんな感じでワタシのUOライフはそれなりに充実している。

その日の熱い戦闘がおわり、IRCを出る。こうやってひとりでモノを書く。
そうするとフッと悲しくなる。たまらなく寂しい気持ちになる。
あの楽しい時間が永続的なものではないと思い出してしまうからだ。 もっとイヤな瞬間はモニタの電源が落ちたとき。電源の落ちたモニタは画面が黒いので、鏡のように自分の顔が映りこむ。
みんなで遊んでいるときはそこにUOの画面が映っているので見えないけど、ホントは画面には自分が映っている。それに気付くとなんだかとても空虚な気持ちになるし、みんな実はAIだったりしてなと思ったりする。

大好きな人たちとも、PCの電源を切ればなんの繋がりもない赤の他人になってしまう。あつい友情があるように見えて、名前も住んでるところも知らない。毎日いっしょに戦ってギルドや派閥のメンツを守ったり、ホンネで言い合ったり。大手BBSではよく廃人だとか薄っぺらい友情だとか叩かれたりするけど、リアルでそんなアツイ状況なんてあるんだろうか?なかなかないからこそ、みんなはまり込むんだろう。もちろんワタシもそのひとりだ。

でもやっぱりUOはゲームであって、いつかは終わる。
UO自体が終わるのではなく、仕事が忙しくなるだとか、やることがなくなるだとか人によってカタチは違えど、終わらなければならない時が来る。
そうしてそこで知り合った人たちとのお別れの日が来る。
まだワタシにはその時は来ていないけれど。

引退すると口にしてもなかなか引退できないのは、濃密な時間を過ごした人だ。
UOやってる人らは圧倒的にオトコノヒトが多いから、寂しいとか悲しいとか口に出しては言わないだろうし、そう思っても否定するだろう。

でもワタシはやっぱり悲しいのだ。いつかその悲しいキモチさえ時間が風化させていくことを知ってるからだ。

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あーだめだ。この時期になるとこんなことばっかり考えてしまふ・・・
ネットに振り回されるアイタタなワタシですわ・・・文の構成も悪いw
次のEssayはもっと楽しいこと書くようにしますsorry。゜゜(´ロ`。)゜゜。

 
 
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